2018年03月24日

2018年03月23日のつぶやき






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2018年03月23日

2018年03月22日のつぶやき






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2018年03月22日

【惜別】

「男と女」の画像検索結果




逸美は、弘樹の話に引き込まれていった。


「彼は。本当に夢を追いかけている人なのね。」


逸美は思った。


弘樹は、「ここのパーティは、つまんないから抜け出そうよ。」


逸美は、無言でうなずいた。


その夜、二人は結ばれた。




弘樹の立ち上げた会社に、O先輩が加わった。


弘樹が会社を辞めたことを知って、自分の可能性を確かめたかのだ。


彼が加入したことで、会社の業績が飛躍的にアップした。


彼が中心に開発した、スマホのアプリと新感覚のゲームが、爆発的にヒットした。


弘樹は、得た収入を投機に使い。

利益を増やした。


新たな会社作り、会長に収まった。


会社は、急激に伸び、今や時の人となった、と同時に仕事が極端に忙しくなった。


まさしくCatch The Dreamであった。


うまく行きだすと、優秀な人材が次々参入して、会社は大きく膨れ上がった。




いつしか、弘樹と逸美は一緒に暮らしていた。


彼が、帰ってくるのはいつも明け方である。


帰ると寝ている逸美を抱いた。


仕事のストレスを一気吹き出すように激しく彼女を抱いた。

何回も。


彼女は、何度もイった。

それと同時に女の歓びを知った。


朝食を一緒に食べて、逸美は、出勤し、弘樹は仮眠を取った。




逸美もチーフデザイナーとして脂が乗ってきた。


パタンナーも優秀な人材が入ってきて、彼女のデザインの幅が広がった。


雑誌の取材も増えてきて、業界でも知られるようになってきた。


この時が彼女の絶頂期だったのかもしれない。


当然会社も業績が上がり、中堅アパレル会社から大手の会社になっていた。


会社内で異動があり、会社の創業者である現社長が会長に、彼の右腕としてここまで引っ張ってきたデザイナーの夏木優子が新社長になった。


それと同じく逸美もチーフデザイナーからデザインプロデュサーに昇格した。


実質デザイン部門のトップになった。

新チーフデザイナーを外部からまだ無名の小川由美が就任した。


この人事に逸美は、驚きと共に新社長の狙いが分からなかった。


小川由美は、夏木優子が発掘しヘッドハンティングしたのだ。


暫くして、逸美にも理解できた。


小川由美は、天才的デザイナーであることに。


会社の売上はますます伸びたが、逸美の影が薄くなった。


実際デザインする機会は、管理職であるからなくなった。




そんなとき、フランスのP社から誘いがあった。


しかし、フランスに行かなければならない。


デザイナーとしては、夢を掴む大きなチャンスである。


女としては、弘樹と別れることになる。


彼女は、迷った。弘樹に相談した。


「君の本音は、どうなんだい。

デザイナーとして最高の場所に登れるチャンスなんだよ。


チャンスは、待っていては来ないんだよ。

チャンスは掴むものなんだよ。君の夢はどうなんだい。」


「わかっている。わかっているから辛いの。弘樹と離れたくない。」


「僕のために君のチャンスを潰したくない。」


「君は、向こうに行ってチャンスを掴んで夢を叶えなよ。」


「僕のことなんて、ちっぽけなことだよ。」




逸美は、会社を辞めて、フランスに行くことに決めた。


日本には、戻らない覚悟であった。


ただ思い残すことは一つ。


「弘樹、幸せになってね。」


逸美はそう呟いて、泣いた。


泣きながら、搭乗した。


逸美の惜別の思いを残したまま。




(了)


Masayuki Simomura 作

PS
長い間、私の作品に付き合せまして
すみませんでした。
今回を持ちまして、終わりにしたいと
思います。
私が病気で伏せているとき
将来をかんがえて
筆を取ってみました。
アイデアがどんどん湧いてきて
ショートショートながら
十数本を一気に書き上がました。
今回の連作もエピローグまで、
構想があり、最後のシーンまで
浮かんでいたのですが、
星新一の作品を初めて読んで
愕然となりました。
相手はプロですが、
私の作品が子供の作文のように
思えてなりませんでした。
それからは、アイデアが全然浮かばなくなり
いつしか小説家の夢は夢で終わったわけです。
まだ世に出してない作品もいくつか
ありますが、今回、このブログで
何人かの方に読んでもらっていたことは
ありがたいと感謝申し上げます。
今、HPを作成中で、しばらくは
お休みさせて頂きます。
このブログを使いますので
興味のある方は読んでください。
お願いいたします。


posted by siimo at 21:33| Comment(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする